<1>妊娠・分娩によって母親から子供へ感染することがあります。これを垂直感染といい、主にB型肝炎にみられます。現在では、妊娠中の母親には必ず肝炎ウイルスの検査をし、垂直感染の防止対策がとられています。
<2>肝炎ウイルスを含んだ血液の輸血によって、肝炎ウイルスが侵入することがあります。現在では、輸血用の血液は厳重に品質管理が行われ、B型・C型のウイルスについても検査されているため、輸血による肝炎の発生は減少しています。以上が主な感染経路となります。医療機関での針刺し事故や集団予防接種での針の再利用などによって感染したケースも過去にあり、衛生管理の向上によって改善されています。
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