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検体検査
検体検査とは、血液・尿・便など人体から採取した試料(検体)の成分分析・微生物の有無・がんなどの異常細胞がないかを調べる検査の事です。その種類は多種多様で主な緊急項目は病院内で行っていますが、多くは専門の検査センターにて外部委託しています。病院内での検査結果は、30〜60分程度で結果を報告していますが、外部委託したものは、検査の種類により異なり、その日に結果がでるものから長いもので1ヶ月程度かかる場合があります。
輸血検査
手術や吐血などで大量に出血した時や、病気で体内の血液が減少した時に輸血が必要になり、輸血する血液と輸血される人の血液が適合しない場合に副作用がおこります。このような輸血副作用を防ぐために次のような検査を行っています。
- ・血液型 (ABO式)検査
- ・交差適合試験
- ・不規則性抗体検査
血液検査でわかるもの
- ・貧血 (赤血球数・ヘモグロビンの低下)
- ・炎症の有無 (白血球数・CRPの上昇)
- ・肝障害 (ALT・AST・LDH・ALP・γ-GTP・T-BiLなどの上昇)
- ・腎障害 (CRE・BUN・UAなどの上昇)
- ・心筋梗塞 (CK・CKMB・トロポニンT・H-FABPなどの上昇)
- ・膵炎 (AMYなどの上昇)
- ・糖尿病 (血糖値・HbA1cなどの上昇)
- ・感染症の有無 (肝炎ウィルス・梅毒など)
尿検査でわかるもの
- ・腎障害 (尿タンパク・尿中の白血球数の増加など)
- ・糖尿病 (尿糖の上昇など)
- ・膵炎 (尿中AMYの上昇など)
- ・膀胱炎 (尿中の細菌量・白血球数の増加など)
- ・尿路結石 (尿中の潜血反応や赤血球数の増加など)
- ・膀胱・腎腫瘍 (尿中に異常細胞がみられる)
その他
- ・インフルエンザやマイコプラズマなどの呼吸器系の感染症の有無
- ・ノロウィルスや病原性大腸菌など食中毒感染の有無
- ・消化管出血の有無
- ・血液中の酸素濃度などをみる血液ガス分析
などを検査しています。